洋服やタオル、衣類についた生乾き臭。
何とも言えない臭いです…
あの臭いが好き!大好き!!という方は少なく、どちらかといえば「苦手…嫌い…」という方の方が多数を占めるのではないでしょうか。
しかし、そんなわたしたちの想いとは裏腹に、一度ついてしまった臭いはなかなか消え去ってくれません…
しっかり陽に当ててみても、柔軟剤多めに使ってみても、その場では消えたように感じる臭い。
しかし、着用したり少しでも湿ったりするとまたどこからともなく臭いが現れます…
今回はそんな臭いの撃退方法についてご紹介していきます!
Contents
生乾き臭の原因は…
菌です!!
菌の名前は「モラクセラ菌」
この菌は元々、人間の粘膜に住み着くバクテリア。
汗や皮脂を栄養に繁殖します。
この繁殖の際に出る排泄物が臭いの原因といわれています。
他にも、洗濯槽についたカビや汚れが原因ということも…。
つまり、臭いの撃退=菌の撃退!!
菌の撃退方法 1 【漂白剤を使用する】
繁殖してしまった菌を撃退するには漂白剤を使用するとよいです。
40℃以上のぬるま湯で30分程浸け置きした後に洗うと、嫌な臭いの発生を防ぐことができます。
漂白剤の中でも”酸素系漂白剤”を使うとなおよいです。
オススメはワイドハイター!
ドラッグストアでもネットショッピングでも手軽に手に入れることもでき、目にしたことがある方も多いのでは?
洗浄力も消臭力もしっかりあり、手軽に利用できる一品です。
最近では”部屋干し用洗剤”、部屋干しに特化した洗剤が販売されています。
この洗剤は成分に酸素系漂白剤が入っていることが多いです。
一方、塩素系漂白剤は漂白力が強いので、色モノや柄モノには使わないようにしてください。
反対に白モノには塩素系の使用がおすすめです。
菌の撃退方法 2 【熱する】
モラクセラ菌は60℃以上の熱で滅菌されることが分かっています。
タオルなど煮沸すると菌が死滅し、臭いがとれます。
生地が傷んでしまわないよう、15分程度を目安に行ってください。
その他、傷みやすい素材は煮沸ではなく熱湯に浸けることでも可。
シンクや浴槽に熱湯をはり、そこに浸け置きをします。
しかし、お湯の温度が下がると菌は繁殖してしまいますので注意が必要です。
アイロンでの熱しも効果はあります。
ある程度乾いた洗濯物にアイロンをかけることで菌の死滅と早く乾く効果が期待できます。
菌の撃退方法 3 【重曹を使用する】
重曹を使うことで生乾き臭の予防ができます。
40℃程度のお湯に重曹を溶かし(10Lに対し、大さじ1杯程度)、いつもの洗剤で洗濯してください。
重曹には消臭効果だけでなく、皮脂汚れを落としやすくしてくれる効果があるので臭いを抑えてくれます。
重曹は洗濯だけでなく、掃除にも使用できる優れもの。
掃除の場面ではしつこい油汚れからカビ取りまで、掃除の味方です。
撃退方法はいろいろあります!
でも、
そもそも菌を発生させたくない!!
というところが本音だと思います。
ここからは菌を発生させないために、菌の予防策を紹介していきます。
菌を発生させないために 【干し方の工夫】
洗濯物はさっさと干す!
原因菌であるモラクセラ菌などの雑菌は湿度が高くジメジメを好みます。
梅雨の時期にカビが発生しやすいのは、ジメジメが多いからというのは想像しやすいですね。
洗濯終わりの洗濯機の中は思っている以上にジメジメ空間!
洗濯終わりは素早く干すことで予防になります。
しかし、すぐに干すことができないという時も多いはず。
そんな時は洗濯機のフタをあけ、風通しをよくするだけでもOK。
干せるようになったらすぐに干しましょう!
しっかり空気に触れさせて干す!
風通しをよく、干すことを心がけてください。
洗濯物同士の間隔を開け、空気に触れる面積を多くとり干します。
重なる部分は減らすようにし、広げて干すことも大切です。
部屋干しをする場合は、扇風機を使用するなどし、人工的に風通しをよくします。
ジメジメした空気が一か所に固まることを防いでくれます。
菌を発生させないために 【洗濯の工夫】
お風呂の残り湯を使うタイミング
節約のために残り湯を使用するという方もいるのでは?
残り湯を使っていいのは、「洗い」の時だけです!
お風呂の残り湯には雑菌が多く生息しています。
そのため、洗濯物内で菌が繁殖してしまう可能性があります。
「すすぎ」をするときには水道水を使用し、流すようにしてください。
適量で洗濯機を回す
洗濯機の中に大量に洗濯物を入れ、回してしまうのもNG行為です。
たくさんの洗濯物同士が重なり合い、きれいに回らず、菌が落ちるどころか繁殖してしまうことにつながります。
洗濯物が余裕をもって洗うことで臭い対策につながります。
洗濯槽も清潔に
衣類についた菌を撃退するのも大切ですが、洗濯槽自体にカビや汚れがついていることが臭いの原因である可能性もあります。
なので洗濯槽も清潔に保つことが必要となってきます。
洗濯槽クリーナーや粉末の酸素系漂白剤を使用し、適度に洗濯層のお手入れをしてあげてください。
初回のお手入れで、カビが浮き出てくるのを見るのは恐怖かもしれません。
しかしお手入れを重ねるうちにだんだんカビの量は減ってくるはずです。
おすすめはオキシクリーン。
洗濯の場面だけでなく、掃除の場面にも活躍する救世主です。
元々は洗濯用洗剤として発売されたオキシクリーン。
毎日の洗濯でも使用することができます。
(その際は粉末をしっかり溶かしてから使用することが必須!)
どの場面でもオキシクリーンを使用する場合は、40℃以上のお湯でしっかり溶かしてから使用してください。
熱ければ熱い方が効果を発揮しやすい洗剤と言われています。
おわりに
嫌な臭いが出現してしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
しかし、そのままにしておくのはいただけない!
もし発生してしまった場合は撃退方法を参考に、
素早く撃退を!
毎日の洗濯の時や、適度のお手入れで発生を防ぐ確率は上がるので意識してみてください!